ホーム/ブログ/競合サイトと表示速度を比較する方法|無料でできる手順
パフォーマンス初級

競合サイトと表示速度を比較する方法|無料でできる手順

競合サイトの表示速度は無料で測れます。自分のサイトと数値で比較し、どこで差がついているかを特定する手順を解説します。

公開:2026年7月28日 SEO診断ツール編集部

「自分のサイトのスコアが50点だった。これって競合と比べてどうなんだろう?」

スコアを測っても、比べる相手がいないと良し悪しが判断できません。 50点が healthy なのか危機的なのかは、同じ土俵で戦っている相手の数字を見て初めて分かります。

実は、競合サイトの表示速度は無料で測れます。 相手の許可も、特別なツールも要りません。この記事では、その手順と結果の読み方を解説します。


なぜ競合と比べるのか

Googleは絶対評価ではなく、そのキーワードで戦っているサイトの中での相対評価で順位を決めています。

状況 判断
自分50点 / 競合上位が全員30点台 速度では勝っている。他に原因がある
自分50点 / 競合上位が全員80点台 速度が足を引っ張っている可能性が高い

同じ50点でも、やるべきことが正反対になります。闇雲に速度改善に時間を使う前に、まず比較してください。


手順1:比較する相手を決める(3分)

「競合」は同業他社ではありません。自分が狙っているキーワードで、実際に上位表示されているサイトです。

  1. 狙っているキーワードをGoogleで検索する
  2. 広告(「スポンサー」表示)を除いた上位5件のURLをメモする

個人ブログや大手メディアが混ざっていても、そのまま対象にしてください。検索結果では同じ土俵に立っています。

競合の選び方は競合サイト分析でSEOを改善する方法で詳しく解説しています。


手順2:それぞれの速度を測る(5分)

PageSpeed Insights にURLを入れるだけです。他人のサイトも制限なく測れます。

測ったら、こういう表を作ってください。

サイト モバイル性能 LCP 順位
自分のサイト 50 4.2秒 15位
競合A 38 5.1秒 1位
競合B 72 2.4秒 2位
競合C 41 4.8秒 3位

必ずモバイルで測ること

Googleが順位を決めるのに使っているのはモバイル版です。当サイトで日本の人気サイト728件を計測したところ、82.7%のサイトでPCのほうが高得点で、その差は中央値14点でした。PCの数字だけ見ていると、実力を14点ほど高く誤解します。


手順3:結果を正しく読む

ここが一番大事です。表を作ったら、次の順で判断してください。

パターン1:自分が競合より遅い

速度が足を引っ張っている可能性が高い状態です。改善する価値があります。まず画像の最適化から着手してください。効果が大きく、作業も簡単です。

パターン2:自分のほうが速いのに順位が低い

これが一番多いパターンです。 速度は原因ではありません。他を疑ってください。

  • コンテンツが検索意図とズレている
  • タイトルやdescriptionが弱い
  • ドメインが新しく、まだ評価が溜まっていない

この場合、速度改善に時間を使っても順位は動きません。検索順位が上がらない7つの原因と対処法で原因を切り分けてください。

パターン3:全員が低スコア

上の表の例がこれです。1位のサイトが38点でも1位を取れています。その分野では速度が勝敗を分けていないということです。

実際、日本の人気サイトのモバイル性能は中央値45点で、56%が「不良」判定でした。速度が低いこと自体は珍しくありません。


比較するときの注意点

1. ページの種類を揃える

トップページ同士、記事ページ同士で比べてください。自分の記事ページと競合のトップページを比べても意味がありません。

2. 1回の測定を信用しすぎない

スコアは測るたびに5〜10点変動します。差が10点以内なら「ほぼ同じ」と考えてください。気になるなら時間をおいて2〜3回測ります。

3. スコアよりLCPを見る

総合スコアは複数の指標の合成値なので、何が悪いのか分かりません。**LCP(一番大きい要素が表示されるまでの時間)**のほうが原因を特定しやすい指標です。詳しくはCore Web Vitalsとは?LCP・CLS・INPをわかりやすく解説へ。


まとめて確認したい場合

競合5件を1つずつ測るのが手間な場合、無料のSEO診断ツールならURLを入れるだけで速度に加えてタグ・モバイル対応・構造化データまでまとめて診断できます。競合のURLを入れれば、相手の技術的な状態も同じ基準で確認できます。


よくある質問

Q. 競合サイトの表示速度を勝手に測ってもいいですか?

問題ありません。PageSpeed Insightsは公開されているページを外部から計測するツールで、相手の許可は不要です。負荷もほとんどかかりません。

Q. 競合より速いのに順位が低いのはなぜですか?

速度以外に原因があります。検索意図とのズレ、タイトルの弱さ、ドメインの新しさなどが考えられるため、速度改善より先にそちらを確認してください。

Q. 何点差があれば「負けている」と言えますか?

10点以内は誤差の範囲です。スコアは測定のたびに5〜10点変動するため、明確に差があると言えるのは20点以上離れている場合です。

Q. トップページと記事ページ、どちらを比べればいいですか?

同じ種類のページ同士で比べてください。トップページは画像が多く重い傾向があるため、記事ページと比較すると正しく判断できません。


合わせて読みたい


まとめ

  • 競合の表示速度は無料で測れる。許可も特別なツールも不要
  • 必ずモバイルで測る。PCの数字は14点ほど甘く出る
  • 自分のほうが速いのに順位が低いなら、速度は原因ではない
  • 10点以内の差は誤差。20点以上離れて初めて「差がある」と言える

比較しないまま速度改善に着手すると、直す必要のないものを直すことになります。まず測ってから決めてください。

タグ

パフォーマンス初級

SEO改善の次の一手

修正したら、もう一度サイトを診断してみましょう

URLを入れるだけで改善ポイントを自動チェック。記事の内容を実装した後に再診断して、スコアの変化を確認できます。

無料でサイトを診断する

登録不要・約30秒で完了