SEOを始めようとして「とりあえずツールを入れてみたけど何を見ればいいか分からない」という状態になったことはありませんか。
ツールを使いこなせないのは、たいていの場合「目的が決まっていないから」です。SEOツールはそれぞれ得意なことが違うので、やりたいことに合ったものを選ぶのが大前提です。
SEOツールは「目的」で選ぶ
一口に「SEOツール」といっても、大きく目的が異なります。
- ページ診断系 — URLを入力して改善点を探す
- 順位追跡系 — キーワードの検索順位を継続的に監視する
- キーワード調査系 — 検索ボリュームや競合を調べる
- サイト分析系 — アクセス解析・流入元を把握する
目的に合ったツールを選ばないと、「使い方が分からない」「知りたい情報が出てこない」という状況になりがちです。この記事では無料で使えるツールを5つ、目的別に紹介します。
1. SEO診断ツール(seoshindan.com)— ページ診断
こんな人向け: 自分のサイトのSEO上の問題点を、登録なしですぐ確認したい人
URLを入力するだけで、SEOの改善ポイントを優先度つきで自動チェックできるツールです。
主な診断項目
- titleタグ・meta descriptionの設定状況
- ページ速度(Core Web Vitals:LCP・CLS・INP)
- モバイル対応
- canonical・noindexの設定ミス
- 構造化データ(JSON-LD)
- AI検索への対応状況(AEO)
特徴
- 登録不要・URLを入れるだけで診断できる
- 「まず何から直すべきか」が優先度つきで分かる
- AI改善提案つき
- モバイル/デスクトップ切り替えで別々に診断できる
向いているケース
- サイトをリリースした後に一通りチェックしたい
- 何から手をつければいいか分からない
- 技術的なSEOの抜け漏れを確認したい
2. Google Search Console — 順位・流入分析
こんな人向け: どのキーワードで何位に表示されているか継続的に把握したい人
Googleが無料提供している公式ツールです。自分のサイトのSearch上での状況をGoogleが直接提供してくれるため、データの信頼性は最高です。
主な機能
- 検索クエリ別の表示回数・クリック数・平均順位
- インデックスの状況確認とリクエスト
- モバイルユーザビリティの問題検出
- Core Web Vitals レポート
- サイトマップ送信
特徴
- 完全無料
- Googleの公式データなので信頼性が高い
- 過去16ヶ月分のデータを閲覧できる
注意点
- サイトの所有権確認が必要(HTMLタグやDNS設定)
- 登録直後はデータがなく、数日〜1週間で貯まり始める
3. Google PageSpeed Insights — 表示速度診断
こんな人向け: ページの読み込み速度を改善したい人
Googleが提供する表示速度診断ツールです。URLを入力するだけで、モバイル・デスクトップ別にCore Web Vitalsスコアと改善提案が表示されます。
主な機能
- LCP・CLS・INP・FID のスコア計測
- 具体的な改善提案(画像最適化・CSSの削減など)
- フィールドデータ(実際のユーザーの速度)とラボデータの両方
特徴
- 完全無料・登録不要
- Googleが直接評価する速度指標を確認できる
- 改善の優先度と具体的な対処方法まで教えてくれる
4. Googleキーワードプランナー — キーワード調査
こんな人向け: どのキーワードで記事を書けばいいか調べたい人
Google広告のアカウントがあれば無料で使えるキーワード調査ツールです。
主な機能
- キーワードの月間検索ボリューム
- 関連キーワードの提案
- 競合性の確認
注意点
- Google広告アカウント(無料で作成可能)が必要
- 広告を出稿していない場合、ボリュームが「1,000〜1万」のような幅でしか表示されない
5. Ubersuggest(無料プラン)— 総合SEO分析
こんな人向け: 競合サイトの分析やキーワード調査をまとめてやりたい人
Neil Patel氏が提供するSEOツールです。無料プランでも基本的な機能が使えます。
主な機能(無料プラン)
- キーワードの検索ボリューム・難易度
- 競合サイトの上位表示ページ確認
- サイト全体のSEOスコア診断
- バックリンク数の確認
注意点
- 無料プランは1日3回まで検索可能
- 詳細データは有料プランが必要
目的別おすすめの使い分け
| やりたいこと | おすすめツール |
|---|---|
| サイト公開後すぐ問題を確認したい | SEO診断ツール |
| 検索順位を継続的に把握したい | Google Search Console |
| ページ速度を改善したい | PageSpeed Insights |
| 記事のキーワードを調べたい | キーワードプランナー |
| 競合サイトを分析したい | Ubersuggest |
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まとめ
無料ツールだけでも、SEO改善に必要な情報のほとんどをカバーできます。
まず手軽に始めるなら登録不要のSEO診断ツールで現状を把握し、継続的な改善管理にはGoogle Search Consoleを使うという組み合わせがおすすめです。
ツールを増やしすぎると管理が大変になります。最初は「SEO診断ツールで現状把握 → Search Consoleで継続管理」の2本立てで十分です。問題が見つかったら、まず1つ直す。その繰り返しがSEO改善の現実的なやり方です。