「スマホで見やすいサイトにしなければ」とは聞くけれど、それがSEOにどう影響するのかよくわからない、という方は多いです。
PCで見ている分には問題なく見えるサイトが、スマートフォンで確認してみると文字が小さかったり横スクロールが発生していたりすることがあります。そしてGoogleは2019年以降、PC版ではなくスマートフォン版のページを基準に検索順位を決定しています。つまりスマホ表示が崩れていると、それがそのままSEO評価に響きます。
モバイルファーストインデックスとは?
以前のGoogleはPC版のページを基準にして検索順位を決めていました。しかし現在はスマートフォンからのアクセスが全体の過半数を占めるようになったため、スマートフォン版のページを優先的に評価する仕組みに変わっています。
つまり、PC版でどれだけ優れたページを作っていても、スマホ版が使いにくければ検索順位に悪影響が出る可能性があります。
モバイルフレンドリーの基準
Googleが「スマホ対応できている」と判断するポイントは主に以下です。
文字が小さすぎない
スマートフォンの画面でも読みやすい文字サイズであること。目安は16px以上です。
ボタンやリンクが押しやすい
タップ操作でミスしないよう、ボタンやリンクの間隔が十分に空いていること。小さすぎるボタンや隣接しすぎているリンクはNGです。
横スクロールが不要
スマートフォンの画面幅に合わせてレイアウトが自動調整(レスポンシブデザイン)されていること。横スクロールが必要なサイトは評価が下がります。
表示速度が速い
モバイル回線での読み込み速度が重要です。画像が重すぎたり、不要なスクリプトが多いと表示が遅くなります。
モバイル対応の確認方法
Googleのモバイルフレンドリーテスト
GoogleがURLを入力するだけでモバイル対応度をチェックできる無料ツールを提供しています。「モバイルフレンドリーテスト」で検索すると見つかります。
Chrome開発者ツール
ChromeブラウザでF12を押し、スマートフォンアイコンをクリックすると、スマートフォン表示をシミュレーションできます。実際にスマホで見たときの見え方を確認できます。
実機で確認する
最も確実なのは実際のスマートフォンで確認することです。文字が読みやすいか、ボタンが押しやすいか、横スクロールが発生しないかをチェックしましょう。
よくある問題と対処法
問題1: 文字が小さくて読めない
対処法: CSSで font-size: 16px 以上を設定する。ビューポートの設定(<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">)が入っているか確認する。
問題2: PC版とスマホ版でコンテンツが違う
対処法: PC版にあるコンテンツがスマホ版にも同じように存在するか確認する。Googleはスマホ版を基準にするため、スマホ版にないコンテンツは評価されない。
問題3: 表示速度が遅い
対処法: 画像をWebP形式に変換して軽量化する。使っていないプラグインやスクリプトを削除する。ページスピードの改善はSEOに直結します。
| チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|
| 文字サイズ | Chrome開発者ツールでスマホ表示を確認 |
| ボタンのタップしやすさ | 実機またはエミュレーターで操作確認 |
| 横スクロールの有無 | スマホ実機で確認 |
| 表示速度 | PageSpeed Insightsで計測 |
モバイル対応とCore Web Vitals
Googleが重視する「Core Web Vitals」の指標(LCP・CLS・TBT)は、モバイルでの計測値が特に重要視されています。
- LCP(最大コンテンツの表示時間):スマホでの表示が2.5秒以内が目標
- CLS(レイアウトのズレ):スマホでページを読み込んだときにレイアウトがズレないこと
- TBT(操作がブロックされる時間):スマホでのタップ操作がすぐに反応すること
合わせて読みたい
- ページスピードとCore Web Vitals:モバイル対応と表示速度は密接に関係しています。PageSpeed Insightsで合わせて確認しましょう
- Core Web Vitalsの改善方法:LCP・CLS・INPはモバイルでの計測値が特に重要です。各指標の改善方法を解説しています
まとめ
- GoogleはPC版ではなくスマホ版を基準に検索順位を決めている
- 文字サイズ・ボタンの押しやすさ・横スクロール不要・表示速度が評価ポイント
- Googleのモバイルフレンドリーテストや実機で確認する
- PC版とスマホ版でコンテンツの差をなくす
- Core Web Vitalsのスコアはモバイルが特に重要
PC作業が多いと、つい自分のサイトのスマホ表示を確認し忘れがちです。月に一度くらい、実際のスマートフォンで自分のサイトをチェックしてみると、気づいていなかった問題が出てくることがあります。